大切なことに気付かせてくれた方への感謝の気持ち

職場の方が、ガンのため他界されました。会社も休みがちで、私達にもガンの治療をしているということは話してくれていたので、早く良くなって欲しいという思いしかありませんでした。

時々、気分転換をするために、奥さんと旅行にも行っていたそうなので、快方に向かっているのだと信じていました。でも、その間もガンによって体は蝕まれていたのです。

亡くなったという知らせを聞いた時は、ショックが大き過ぎて、何が起こったのか理解できませんでした。身近な人が亡くなってしまうという経験が、まだあまりないので、しばらく立ち直れませんでした。

そして、自分がそうなったら…ということを考えました。私は、ガン宣告をされたら、ずっと暗い気持ちで過ごすと思います。なぜ自分がそんな目に遭わないといけないのだろうと、運命を呪うでしょう。

そんな自分を想像したら、情けなくなってしまいました。職場の方は、自分の病気と向き合い、家族のことも考え、常に前向きでした。いつかは、職場復帰すると、頑張って闘病していたのです。

私だったら、きっと全てを投げ出して、毎日泣いて、家族に当たり散らすと思います。自分の運命を受け入れる強さはないでしょう。

その方の勇気と強さを思うと、私も今生きていることを当たり前と思わず、家族のことも大切にしたいと思いました。何かあってから気付いても、遅いこともあります。だから、そういった気持ちに気付かせてくれたその方に、感謝の気持ちでいっぱいです。